【タイトル】
『現代戦争論—ロシア・ウクライナから考える世界の行方』小泉悠,筑摩書房,2026
【テーマ】
開戦から4年を迎えるロシア・ウクライナ戦争を題材に、21世紀における戦争の本質と世界の行方、そして日本の果たすべき役割について考察した1冊
【なぜこの本を読んだか】
ウクライナ情勢の最新の状況や、なぜ戦争が終わらないのかという理由をデータや専門家の視点から詳しく知りたいと考えたため。また、イラン情勢が悪化するなか、日本も決して部外者ではないと感じるようになり、あらためて「今何が起きているのか」「これから世界はどうなっていくのか」を深く考えたいと思った。
【学んだこと】
- 「命の格差」と戦時経済の実態:地方出身者や即席の兵士が最前線に送られて犠牲になっている一方で、国全体は武器を増産するために異常な状態になっていること
- 「ナチス」という言葉の悪用:プーチン大統領は、「ロシアに逆らう者はみなナチス(悪)だ」という理不尽な口実で戦争を正当化していること
- 崩れ始める世界のルール:ロシアは孤立しているように見えて、実は北朝鮮の砲弾やイランのドローンを使って戦争を続けており、さまざまな国が裏で手を結ぶことで世界の力関係が大きく変わってきていること
【視点の変化】
- 戦争は遠い国の出来事ではなく、「理不尽に、向こうからやってくる」という危機感を持った
- 日本の防衛や抑止力について真剣に考える「当事者意識」が芽生えた
- ニュースで見る表面的な事象だけでなく、歴史的な背景や犠牲者のデータに基づいて冷静に世界情勢を読み解くのが重要だと思うようになった
【感想】
考えてみれば、戦争というのはいついつどこで始めましょうと約束しあって行うものではなく、ある日突然始まるものだった。もちろん、火種が小さいうちに手を打てる場合もあるだろう。しかし、それでも始まるときは始まってしまう。そうなってしまえば、日本ががいくら憲法9条を盾にして「戦争反対。戦争はしません」と叫んだとしても、お構いなしに攻撃されるのだろう。戦争にならないための交渉、外交が大事。それはほんとうにそう。だけど、そのうえで、どうやって日本が日本を守っていくか、もっと現実を見て、知って、考えなければならないと思った。もっと知りたいし、考え続けていきたいと思う。


