【タイトル】
『現代思想入門』千葉雅也,講談社,2022
【テーマ】
「脱構築」や「二項対立を疑う」視点を日常のライフハックに応用し、管理社会の秩序から逸脱する生き方を肯定する
【なぜこの本を読んだか】
- YouTubeで著者である千葉雅也さんの語り口を聞き、再読を決意した
- 以前はこの本の内容がわからないことを自分の能力不足だと思い込んでいたが、もしかしたらそうではないのかもしれないと思ったから
【学んだこと】
- 物事を賛成・反対、良い・悪いといった二項対立で捉えるのではなく、その間でゆらめくグレーゾーンに目を向ける考え方がある
- 「AかBか」という問いの立て方そのものがすでに何かを排除している場合がある(憲法改正の賛否のように、対立の構図に乗る前に「そもそも何が問われているのか」を問い直すことが脱構築的な見方かも?)
- フーコーは「支配する側/される側」という二項対立を揺さぶった(権力は外から押しつけられるだけでなく、支配される側が自らそれを内面化して再生産する構造がある。自治会の役を「誰かがやらなければ」と自分を納得させて引き受けるような場面がその一例といえるんじゃないか)
【視点の変化】
SNSなどで見かける対立について「どう折り合いをつけるか」という視点で考えていたが、脱構築とはその一歩手前であり、対立の構図そのものが何かを排除していないかを問うことだと思うようになった
【感想】
脱構築について、身近な例と結びつけながら自分なりに手応えを感じることができた。はっきり理解したとは言い切れないが、以前読んだときよりは何かが掴めた気がする。完璧にわからなくていい、考え続けることが大事。そう思えたことが、この本を再読した一番の収穫だと思う。


