【タイトル】
『「世界を動かす宗教」講義』池内 恵編著,PHP研究所,2026
【テーマ】
国際政治を動かす宗教の本質と、世界情勢を読み解くための「宗教リテラシー」
【なぜこの本を読んだか】
国際政治や世界情勢のニュースを深く理解するためには、宗教について知る必要があると感じたから。ある程度なじみのあるキリスト教だけでなく、イスラム教をはじめとする他の宗教についても社会科レベルから知識をアップデートし、全体の輪郭をつかみたかったため。
【学んだこと】
- トランプ支持者がトランプ氏を支持する理由について、『福音派』など他書の知識と紐づけることで、より深い理解が得られた
- 中東情勢の背景を理解するには宗教や歴史の基礎知識が不可欠だと痛感し、『三大一神教のつながりをよむ』を併読して学ぶきっかけになった
- アジアの宗教事情について、ダライ・ラマが「転生」するという事実を初めて知り、驚きとともに新しい知見を得た
【視点の変化】
- 宗教に対するイメージが「個人の内面的な信仰」から、「国家の意思決定や国際政治を動かすシステム」へと大きく変わった
- 日々のニュースを見る際にも、起きた出来事だけでなく、その裏側にある宗教の存在や影響力を自然と想像するようになった
【感想】
本書の表紙には”宗教を知れば世界の「なぜ」がわかる!”と書いてある。わたしもそれを期待して手に取ったわけだけど、実際には一度読んだだけで「わかる」と言えるレベルに到達することはできなかった。難しかった。でも、宗教や信仰の持つ「複雑さ」についてはよくわかったし、複雑なものを複雑なものとして理解することが、世界を見るうえで重要な態度だと確信できたのは大きな収穫だと思う。この本をきっかけに、今後はニュースで起きている出来事そのものだけでなく、その背景にある宗教や文化、人々の暮らしにまで想像を膨らませていきたい。



